JBTAは、4月30日付けで「ダブラフェニブメシル酸塩カプセル及びトラメチニブジメチルスルホキシド付加物錠の適応拡大を目的とした医薬品開発リスト掲載に関する要望書」を提出しましたのでご報告いたします。本要望書は日本医師会の「治験・臨床試験を機動的かつ円滑に実施するためのサポート機能に関する研究」に関連して提出されました。
要望した内容は下記のとおりです。
・ダブラフェニブメシル酸塩カプセル及びトラメチニブジメチルスルホキシド付加物錠の適応症を、BRAF遺伝子 異常を有する神経膠腫に拡大するため、医薬品開発の候補品として推薦すること
ダブラフェニブとトラメチニブによる併用療法は、BRAF 遺伝子変異を有する他のがん種に対して国内外ですでに薬事承認されています。
また、BRAF 変異を有する低悪性度・高悪性度神経膠腫患者を対象とした第 2 相臨床試験が、日本を含む国際共同試験として実施され、良好な奏効率と投与後の安全性が示されております。BRAF 遺伝子異常を有する神経膠腫の患者にとって、治療の選択肢の1つとなることを期待しています。
近年は、医薬品開発に患者の意見を取り入れることの必要性が注目されていますので、患者団体として、今後も研究者の先生方や製薬会社との連携を強めていけたらと思っています。
これからもJBTAの活動へのご理解とご支援を、よろしくお願いします。
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